La Vida Blog

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2011年2月18日(金)

ふるさとの山

Blog初登場で少し緊張してます。

スタッフの神谷です。

みなさまこんにちは。

初めての方、初めまして。

さて。

お客様のご縁で、岩手に社長と岡田さんとでお出かけしてきました。

今回は岩手の気候・風土を知るという目的なので、古民家や石川啄木ゆかりの地を色々と回る事に。

まずは盛岡といえば「南部藩」!ということで’’南部の曲り家’’を県立博物館へ見学に向かいます。

ここで今回、岩手に来て良かったーと思わせてくれるものと出会ったのですが、

最近、栗材との奇跡的な出会いを経験した僕たちが「やっぱり!」と思うものでした。

そもそも栗はタンニンの含有量が多く、つまりは水に強かったり、防腐、防虫効果が高く、

昔から岩手の民家は栗を使っていたらしい、という話を聞いてはいましたが、

なんとこの民家は土台材と柱にも栗を使っていました。



「ほらっ!」と社長が言ってます。

何かを確信した様子ですね社長…

移築されてそれなりに時間は経っているけど、劣化せずまだまだ屋根を支えていました。

曲り家と言われる所以、馬の小屋を民家にくっつけて鍵型にしていたんです。

とにかく寒いから家畜も大事にされてたんですね。


ただ訪問時に丁度、雪解けの水でカビや腐りが出ないように、竃で火を焚き、全体を燻していました。

煙い煙い…ものすごい寒いし。

昔の人はすごいな。

このビューがとてもキレイでした。

いやーいいじゃないですか。

雁行型。桂離宮もここからきているのかな?

昔は大型の加工機械なんてなかったし、材料がどこからでも入手できた訳じゃないので、

柱も梁も素材なりの形の物が多々見られますが、これがまた可愛らしい雰囲気を醸し出してるんです。

こちらはデンマークの古民家↓

どことなく似てません?

欧米は石材だけでしょ?と思われがちですが、意外と木造+土壁+板葺き屋根も多いそうです。

ええっと、あれですね。

もちろん、限られた物資しかない時代、長い時間熟成されて培われて来た「あたりまえ」の

方法で建てられたのでしょうけど、昔の人の美意識というか、感覚というか、

レベルは高かった。うん。

その後、色々見て回りましたが、ここからは「石川啄木さんを訪ねて」です。

新婚の家で発見した一文。


「ふるさとの山に向ひて 言うことなし ふるさとの山はありがたきかな」

やはり日本人の心には山が一つの支えになっているのでしょうね。

安達太良山を愛している社長もこの単文にしばらく見入っていました。

そして、たまたま訪れる事となった啄木記念館。

この三枚の文章は啄木が逝去する10か月前に書かれたそうです。






天才と評された石川啄木は26歳と2か月でその生涯を閉じた訳ですが、

最後に心から求めたものがこれだという事に、思いもしない衝撃を受け、

改めて家が人生に及ぼす影響がどれほどの物かを考えさせられました。

記念館には、丁度前日に公開された啄木の晩年過ごした家が移築されていましたが、

そこもやはり極寒で、燻した後なのかススが舞っていて、このような家で

日がな一日過ごしていれば、肺に病を患ってもおかしくはないのではないか

…と思ってしまいました。

一泊二日の岩手りょ…出張。

お客様とも有意義なお話も出来たし、多大な収穫ありでした。

これからまた岩手を訪ねる機会が増えそうですので、皆様、情報を頂けると幸いです。

いやぁ、岩手って、本当によいとこですね。

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